2011年07月11日

ヴィーチェスラフ・ノヴァーク:「《バラード》バイロンの“マンフレッド”のあとに」Op.2

この曲は、ノヴァークの作品中、スラヴ的な色彩の濃い作品の一つだが、技法はリスト・フェレンツに似ているとの指摘もある。
バイロンの“マンフレッド”は、邦訳が昔出ていたらしいが絶版とのことで、そのうち図書館にでも行って読んでみなければと思いつつ、現時点では未読。
「若さ」Op.55 や「英雄」ソナタ Op.24 でも感じたことだが、兎に角ノヴァークの作品は暗譜が難しい。
これは恐らく、自分の手に和声が馴染まない(逆にブラームスだとやたらと手に馴染む)ことと、作品の和声がよく分かっていないままに弾いているからだろう。実際、「何でこんな和音なの?」と思いながら弾いている箇所は、ノヴァークの作品に限って多い。
もう少しちゃんと和声を勉強し直したら、少しは譜読みもマシになるだろうか。
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2010年12月15日

フィビヒ:歌曲《月に想う》

今日は、11日に練習した曲の合わせ練習第2回目だった。
歌曲であるにも拘わらず、メロディアスとは言えない珍しい歌曲である為、テンポや抑揚の変化で聴かせなければならないとのことで、そいうった部分での変化の付け方についての打ち合わせ的な要素が大きかった。
この作品の楽譜の記述で気になるモノの一つに、

 "ritenuto - - - - - "

といったものがある。
普通、
 "ritenuto"
とか、
 "rit. - - - - - - - "
といった表現は出てくるが、この楽譜のような表現はちょっと珍しいというか、どこかに誤解があるのではないかという疑念を生じさせる。実際、このritenuto は、ritardandoの方がしっくり来るんじゃないかとも思えるからだ。
結局、ここは ritardandoと解釈して演ることになった。

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2010年12月11日

歌曲

今日は、歌曲の合わせ練習があり、歌う方のお宅に伺った。
曲は、フィビヒの Wie Der Mond... という曲。
私自身、ヴァイオリンやトランペットなどの伴奏をした経験は若干あるのだが、合唱の伴奏などしたことがないし(やることになりそうだったのは、1,2度あったが、結局やらなかった)、歌曲も初めて。

最初に「一緒にチェコ語の歌曲ををやりましょう」という話があって、その為に選曲は私がして、「この曲で如何でしょう?」と持ち込んだ。しかし曲を探すのが意外に大変で、曲自体はすぐ見つかるのだが、なかなか歌うのが難しそうだったり、伴奏が難しそうなものが多かった。
そんな状況で、何とか1曲、選び出したのであった。

合わせてみて思ったことは、「思いの外、ずっと難しい」ということだった。
歌曲の場合、歌詞があり(ヴォカリーズなどは、当然除外)、その言語特有のイントネーションがあるので、ヴォーカルパートが同じ音符で書かれていても、歌詞の付いた歌でやるのと、ヴァオリン等の器楽でやるのとでは、イントネーションやルバートの仕方が変わってくるように感じた。
更に、その場その場で出てくる「詞」の内容に沿うような表現を考えなければならない。

正直なところ、「これならいけるかも」という曲を探すだけで精一杯になってしまったところがあり、詞の内容まで踏み込んでの選曲は、出来なかった。
ヴォーカル担当の方は、チェコ語と併記してあるドイツ語の歌詞から、描くべき情景をよく考えて下さっていて、挙げ句に「Wie Der Mond... だと、『月のように』という意味にはなるけれど、これは詞の冒頭をそのまま曲名にしているに過ぎないし、全体の内容を考えると、ちょっと違和感がある。曲の内容にあった邦題はないだろうか?」という話から始まった。
自分で曲を選んでおいて、こういう事に思いが至らなかったことは恥ずかしいと思ったのと同時に、そこまで考えて下さったことに対しては、ちょっとした感激でもあった。

これは色々話した挙げ句、「月のように」から、「月に想う」にしましょう、ということになった。
本番は、今月19日である。
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2010年08月15日

某Aスタジオ

前回の続きで、今日は麹町のスタジオを借りて合わせ練習をした。
今回のスタジオは、EASTAINという国産ピアノ。初めて触る楽器だが、特に不都合はなかった。
ただ、照明がちょっと眩しかったので、向きを変えるなりということはあった。
今回はピアノ弾き4人で行ったのだが、このスタジオ自体は室内楽のデュオ(Vc+Pfとか)の合わせ練習で使うことを想定して作られているのかなぁという気がした。

日曜日だったのだが、スタジオ近辺の飲食店は殆ど休み(ドトールまで!)だった。
これでは打ち上げも何も出来ないので、結局銀座まで出た。
今やっている連弾曲の相方がお気に入りというしゃぶしゃぶ屋へご案内頂いたのだが・・・なかなかに美味くて満足だった。
曰く、普段は行列したりしていて、なかなか入れないのだそう。
いろいろ、話が出来たのはもっと良かった。
こうやって、個人的にあってというのもなかなか良いものだ。
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2010年08月01日

某Yスタジオ

今日は闇練で、神田へ遠征。
某連弾ソナタ、ブラームス「ハンガリー舞曲」、フォーレ「ドリー」(但しこれは完璧お遊びモード)等を中心に合わせ練習した。

妙なスタジオで、インコを2羽ほど、通路の鳥かごに飼っている。
そのうち一羽は、珍しい、オレンジ色の羽毛をしている。
ところがこのインコどもがなかなかの曲者で、ヘタな曲を弾いていると(←ほぼ初見の曲なので、ヘタで当たり前なのだが)、怒ったようにぎゃんぎゃん鳴く。
逆に、それなりの仕上がりの曲だと大人しい。

練習終了後、歩いて秋葉原に移動し、打ち上げをしたのだが、その席で出た言葉:

 「インコの癖に生意気な。」(^^;


...まぁ、上手になる為に練習しているわけだし、うるさいことは言いっこなしってことで。(^^;;;;

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2010年05月26日

独逸物

7月に、独逸物を弾かねばならないことになった。
最近ずっとご無沙汰。よくよく考えてみると、ゆかりのあるもので最近弾いた物といえば、日頃練習に使っている、ブラームスの《51の練習曲》くらいしかない(爆)。
そんなわけで、2ヶ月で仕上がる程度の物となると、探すのもなかなか大変。
19世紀の頃の「ドイツ連邦オーストリア帝国」だったあたりまで範囲が広げられるなら、チェコ物を入れるのも可能なのでかなり楽だったのだが(苦笑)。

お世話して下さる方の意図する、より正確な範囲は『ドイツ語圏の作曲家』とのことだったので、取り敢えず、シューベルトのピアノソナタ D958 から楽章一つ抜き出してやろうと思う。

posted by D(各務) at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習記

2010年03月07日

三度並行

最近あまり練習出来ていないなぁ、と思いつつ。。。

ここ暫く、HANONをやらないことにしているので、代わりに自らの課題とも照らし合わせつつ、Brahmsの51の弾く曲数を少しづつ増やしていく方針でいる。

練習曲2aを攫おうとするも、後半下行型になったところで左手の指使いで混乱を来した。仕方なく左手パートに指使いを書き込んで、練習再開。なんともマヌケな風景ではある。
楽譜はA-Durだが、全ての調でやるべきなのかもしれない。。。
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2009年05月17日

仕込み

来週、ピアノ仲間が主催するオフ会があるのだが、うっかりしていてネタの仕込みが出来ていなかった(汗)。
そんなわけで、今日になって慌てて練習内容を変更し、来週向けの仕込みにした。過去に作ったレパートリーというのは往々にして、こういうときの逃げ道として都合良く使われる運命にあって、今回は
 「気分・印象と追憶」から
   No.187 lento non troppo, As-Dur, Op.44-16
   No.372 Come una marcia funebre, f-moll, Op.57-20
を弾くことにした。
2曲目は葬送行進曲。中間部が非常に美しい。私がこの曲集の楽譜を全て手に入れる動機となった曲でもあった。
色々と幸運な経緯が重なり、図書館によるコピーではあるが絶版になっているものが全て手に入った。
モノが届いたときの、文字通り「飛び上がって」喜んだあの瞬間のことは今でも鮮明に思い出す。

ということはさておき、今週は何日かは定時で帰ることになるだろうから、少しは練習しておかないと(苦笑)。
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2009年05月06日

スタジオ練習

久々にスタジオでピアノを練習した。
やはりたまには「ピアノを弾く以外にどうしようもない」という環境を作るのも必要なようだ(苦笑)。
というのも、このところピアノをかなりサボっていて、この状況を転換するようなきっかけがないと、ずっとこのままになるんじゃないか? と思ったからだ。

今日持っていった楽譜は、
 ・ノヴァーク「音詩《パン》」
 ・フィビヒ《気分・印象、そして追憶》 č.187 Op.44-16
 ・ノヴァーク《英雄ソナタ》

《パン》は、まだ本格的に手を出そうとまででは思っていないので、取り敢えず長期的目標として狙っている第4曲の音を軽く取って終了。

《気分・印象〜》は、昨年末に仕込んだ曲。今月下旬に人前で弾こうと思っているので、ある程度攫った。
仕込んでいた頃の日記には書かなかったけれど、相変わらずテンポのキープが難しい。

《英雄ソナタ》は今回一番問題を抱えている曲(ってか、いつもか)。
指が鍵盤に負けるような情けないことこそなかったが、逆にまだまだ指の「力」で鍵盤を押さえつけるようなタッチで弾いてしまっているが随所にある。
テンポが速く、音符もそれなりに細かい曲なので、アーティキュレーションを明確にしたり、音の粒を揃えたりということがまだまだ必要。だが、もっと脱力して自然な重力を生かして楽器を「鳴らす」ことが出来んものか、というのも課題の一つ。
でもその前にミスタッチが(死)。

まぁ、今回はいわば「リハビリ」だったので、次回はみっちり細部を詰めるような練習にしよう、と思ってスタジオを後にした。
#「次回」って何時だ?>自分(爆)
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2008年10月13日

スタジオ練習とラヴェルの楽譜

久々に、スタジオを借りてピアノを練習してきた。
本当は、今月一杯はあんまり遊んでいる場合じゃないのだけれど、このところは週末もなかなか思うように動けないことも多かったことなどもあり、流石に煮詰まってきたので、ほんの合間の時間に息抜きも兼ねて。
持っていったノヴァークの曲は、もう結構長いことやっているにも拘わらずなかなか仕上がらない曲。せめて週末以外に1,2日でも練習できていれば、こうも酷いことにはならなかったんじゃないかと一応思ったりもするが、それにしても一体いつになったら仕上がるんだ?と自己ツッコミする今日この頃(涙)。
最初にブラームスの51を2,3曲(←いつも指慣らしに使用)弾いてからノヴァークに取り掛かったが、始めのうちは完全にキーの重さに指が負けていて、なかなか思ったほどにも指が動かなかった。
#やっぱり、時々こういうところにこないとダメですな・・・

暗譜したての頃はガチガチに力が入ってしまい、2回も弾くと結構疲れたものだったが、最近は流石にそんなこともなく。だけど、もっと力を抜いて弾けてもよさそうなものだし、多分その方がピアノも「鳴る」ような気がする。
#その前に、未だに指がもつれるところを何とかせい。>自分(--;

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昨日、ラヴェルの《マ・メール・ロワ》の楽譜を注文した。
「ピアノ1台4手版、全曲収録のもの」というのが条件だったのだが、国内で使ったことのある楽譜店のオンラインショップでは、内容までは確認できなかったので、大分前から買うつもりではいたのだが、手が出なかったのだった。
過去に1回だけ使ったことのあるサイト(下記URI)をなんとなく覗いていたら、意外にも内容が書かれていたので、そのままここに注文することにした。
なんせ、曲名・作曲者・楽器・出版社を指定して尚13個も出てくるのだ。同じタイトルで、楽譜の種類を色々出し過ぎなんじゃないだろうか?>某デュラン

di-arezzo
http://www.di-arezzo.com/
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2008年09月28日

ノヴァーク 《英雄ソナタ》Op.24

暫くこの曲の話を書いていなかったが、正直なところ、さほど進展がない。
地道に1個1個問題を潰していくだけの段階だということもあるし、中だるみでダレていることもある。
たまたま先日のように別の曲を用意する必要が発生したりということもあったが、ここらで気分転換も必要だったのかも知れない。

月並みだが、出来ないところを見定め、パッセージごとにゆっくり丁寧に浚う。既に音は取れるのだから、楽譜をより注意深く読む。特に表現指示など。
当面、こんな感じだろう。

第2楽章の譜読みを始めることにした。
第1楽章に手をつける前、2,3ページは読んでいたのだが、今回は正式に。
第2楽章は、これまた第1楽章と同様に19ページもある。
第1楽章が相当しんどかったことを思うと『またか』と思わなくもないが、しかし、第1楽章の冒頭主題、第2楽章の Allegro energico の主題を素材にしたこの楽章のCodaの壮大なスケールは、感動的ですらある。
演奏会のプログラムにすることを考えたら、ラフマニノフのピアノ曲ほどには演奏会を盛り上げることが出来るだろう(それなり以上の腕前の人が弾けば)。
何故これほどの曲が今、絶版になっているのだろう、と思う。
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2008年07月06日

練習雑記

父方の叔父から送られてきた荷物を受け取りに、午前中に郵便局へ。
中身はハムだった。ご馳走様。
叔父は最近、富山県内の某リゾートで総料理長をやっているらしい。
午後、髪を切りに行き、ハムの返礼(お中元だったので)の手配をしにそごうへ。

ピアノの練習は、最近少し気分転換気味に、小品にも多少浮気している。今日の浮気相手は
 ・J. V. ヴォジーシェク 《6つの即興曲》Op.7より第5曲
 ・シューベルト 《ソナタ ハ短調》D958 の一部分
の2曲。両方とも(シューベルトの方は第2楽章のみ)、8月頃に若しかしたら人前で弾くかも知れないので、浮気と言っては語弊があるか・・・。

ヴォジーシェクもシューベルトも、ベートーヴェンの後期にほぼ重なる30年余りの短い生涯を過ごし、それもウィーンで活躍している。ヴォジーシェクはベートーヴェンと親交があり、且つ作曲家としての評価も低くなく、また何くれと目を掛けられていたらしい。ヴォジーシェクがその早過ぎる死の床に臥せった時に至っては、ベートーヴェンがヴォジーシェクの許に医者まで派遣したという。また、シューベルトも多少なりともベートーヴェンと交わりを持ったことがあるらしい。

ピアノ音楽に限って言うと、シューベルトがある意味「ベートーヴェン後」の一つの道筋を示しているのに対し、ヴォジーシェクのピアノ作品は・・・少なくとも初期の作品に関する限り・・・古典派の域を出ない。ただ、ベートーヴェンから多大な影響を受けてはいるが。

シューベルトは、楽想は勿論、その特異な声部の構成も、単純さゆえの難しさも、軽妙で変化に富むアーティキュレーションも好きなので、自分なりにどう弾きたいかというイメージが割と苦もなく描ける方だ。しかしヴォジーシェクの方は、なかなかそうは行かないらしいということに、最近漸く気がついた。

ヴォジーシェクの《即興曲》は、第5曲を含め全曲が、繰り返し記号とTrioによるやや長い複合三部形式となっている。こういう作品では同じ箇所を引くときは変化をつけよとよくいうが、最後の20小節弱をややdolce気味にしたら良さそうな気がする以外、余り良いアイディアが見つからない。
#だけどそのままではダレるに違いない。

こんなことを思いながらヴォジーシェクを弾いていて、「古典派なんて面白くねーよ。」というドス黒いオーラを発していたらどうしよう、などとちょっと思ってみたり。
尤も、古典が面白くないと思っているわけではなく、自分で弾いてみようとまで思う作品が少ないだけに過ぎない。

それは兎も角、少しCDでも聴いて、イメージを練ってみるか・・・。
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2008年06月22日

ノヴァーク 《英雄ソナタ》Op.24

今日はKen様がコンサートマスターを務めておられる東京ムジークフローの演奏会を聴きに行き、帰ってきてからの練習となったので、通常のヒマな休日と比べて・・・う〜ん・・・短いようで結局大して変わらない練習時間の確保となった。
#そういう話の記事でなくてすみません。m(_ _)m

そういえば先週、今の業界に身を投じて以来、初めて「ただの1日も残業しなかった週」となった。実を言うとそれをいいことに、平日も毎日少しづつピアノの練習をしていた(爆)。
但し、1日正味30分。1曲4,5分のものなら兎も角、1回通すだけで12,13分もかかる曲の場合、うっかり通し練習などしようものなら、2回弾いただけで時間切れとなってしまう。こんな状況なので、基礎練習はすっ飛ばし(ブラームスの51をちょこっとやる程度)、曲中のウィークポイントに集中するという練習にならざるを得ない。
普段では平日に練習することなどないので、これはこれで勿論効果はあった。が、やはり1日1日の練習としては日々消化不良(苦笑)。尤もこういう練習時間を遣り繰りしてそれなりの規模の作品を仕上げている人も居るだろうが、一体どうやっているのか聞いてみたい気もする。

ところでこの曲を知ったきっかけは、とある友人の自宅で聴かせて貰ったCDなのだが、ピアノを弾いているのは、チェコのピアニストで作曲家でもある Martin Vojtíšek だった。Vojtíšek は、彼の師匠がノヴァークと同世代で、そういった親近感から、ノヴァークの作品に強い共感を抱きながら演奏に取り組んでいるのだとか。

今日はふと、「どれくらいのテンポの開きがあるんだろうか?」と思い、試しに Vojtíšek の録音を再生しながら、同じところを一緒に弾いてみた(これは勿論お遊び)。
結果は惨憺たるもので、ものの見事な「置いてけぼりの喰らいっぷり」だった。
スクリアビンの有名な練習曲 Op.8-12 を弾いていた時も、自作自演の録音と比べてみたことがあったが、あの時もあっという間に取り残された。尤も、スクリアビンの自作自演は、他のピアニストの演奏と比べても尋常ではない速さだった(これと比べると、例えばコルトーなんかは、スロー再生にしか聴こえない)ので、素人の比較の対象にすること自体、間違っていたということかも知れないが。
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2008年06月08日

ノヴァーク 《英雄ソナタ》Op.24

相変わらず終わらないこの曲の第1楽章。オクターヴ奏法に悩まされているのも相変わらず。最近のこの曲の練習は、上手く弾けないと思うところの集中練習と、正確なタッチと表現のためにゆっくり弾く練習と、極力インテンポに近い速さでの練習の三本立てである。

最近ネックに感じるのは、提示部の第1主題と展開部、それからCodaのカデンツ。特に展開部を弾いていて思うのは、「まだまだ肩や腕に余計な力が入っている」ということだ。
インテンポで弾くのは、まだまだしんどい。

今までの経験上、俗に「体育会系」とも言われる体力消耗系の曲の場合でも、こなれてくるにつれ、段々と余計な力を抜くことが出来るようになるし、それに伴なって音色も大分マシになってくる。そして疲れ難くもなってくる。
ところがこの曲、未だに2回通すだけ(=時間にして約25分くらいだろう)で、休憩が必要なくらいに筋肉の疲れを感じるし、それ以前に、肩に力が入っている事が自分で分かるくらいな状態になっている。
自分が出している音を「聴く」余裕は最近漸く出てきたが、それ以前の部分が、まだまだだ。
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2008年04月28日

ブラームス《51の練習曲》

曲数は殆どこなしていないが、結構長いこと使っている(かれこれ6,7年くらい)。他の練習曲と違い、ものすごく手の筋肉が鍛えられることとか、ゆっくり弾いても練習になる(それなりに効果が出る)というところが自分のニーズに合っているのかも知れない。
ただ、私が使っているBreitkopf版には何の解説も付いていない上に、私自身が「この練習曲は、こういう効果が期待できそうだ。」という見通しだけで曲を選んでいたりするので、効果的な使い方ができていないんじゃないかとよく思う。
その点、全音版には色々書いてあるらしいのだが、(取るに足らないものも含めて)いろんな理由で買うに至っていない。
昨日、Ken様のところで紹介されていたバッハの本(こちらは後日書こうと思います)を買った序でに、「ピアノを弾く身体」(岡田暁生・監修 春秋社刊)という本が面白そうだったので買ったのだが、この本によると、ピヒト・アクセンフェルトと云うピアニストが、この《51の練習曲》の練習法を論じた本を書いているという。それも素晴らしい著作だと云っている。「これは是非読みたいなぁ。」と思って探してみたところ、

 「ピアノ練習によせて ブラームスからの提案」
  エディト・ピヒト=アクセンフェルト・著
  原田 吉雄・訳
  全音楽譜出版社

として邦訳版も出ているということが分かった。
ただ、1999年刊行で、もうどこにも殆ど在庫がない状態のようだ。
一箇所、注文可能なオンライン書店があったので早速発注したが、果たして本当に手に入るのだろうか・・・
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2008年04月26日

ノヴァーク 《英雄ソナタ》Op.24

相変わらず、出来ていないところを細かく浚う日々(っても、練習できるのは土日祝のみだが)。
ある時期からずっと書いていることだが、この曲は兎に角オクターヴ奏法に克服しなければならない課題が多い。この点、幾つかクリアできた箇所もあるが、全体的にはまだまだ・・・
オクターヴ奏法では、黒鍵から白鍵へ、レガートで弾く為に指を替えずにそのまますべり落とすとか、白鍵なのに 1-4の指で押さえるなどというのは、この曲で初めてやった。
オクターヴ奏法での課題が全て片付いたら、この楽章も大分問題が少なくなってくる。
・・・後は、ゆっくり根気よく浚うことと、練習と練習の間に極力日にちを明けないことだろう。尤も、今の生活では後者の実現はかなり難しいが。

フィビフやヴォジーシェクなどで譜読み練習するのもいいのだが、そろそろ《英雄ソナタ》も第2楽章の譜読みを始めよう。
第2楽章・・・ざっと眺めてみるとあれほど苦労した(している)オクターヴ奏法、今度は殆どなく、今度は「腕」よりも「指」の回転が求められる。
はっきりいって苦手だ。☆\(--;
それでも、この第2楽章のアツく壮大なコーダを、カッコよく弾きたいものだ。


そういえば、オクターヴ奏法の教本を探しに行くのをすっかり忘れていた。
明日、バッハの本(パウル・バドゥーラ=スコダの「バッハ 演奏法と解釈(ピアニストのためのバッハ)」)と一緒に見てくるか。。。
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2008年03月09日

オクターヴ奏法

3月2日の記事へのコメントで、オクターヴ奏法の練習についてのアドヴァイスを頂いたので、やってみた。

右手の場合でも左手の場合でも、外声が小指側、内声が親指側になる。有り難いことに、外声の方が運指の都合上、音が繋ぎやすい。
それでも繋ぎ難いと思っていた箇所が幾つもあったのだが、片手分の音符を小指側と親指側にバラして弾いてみると、小指側については意外にも、運指にもう一工夫出来る箇所が幾つもあることに気がついた。
この練習方法は確かに難しいところもあるけれど、少なくとも外声をきちんと繋ぐのは極力しなければいけないから、その点に集中出来るという意味で良い練習になった。
たとえ初見で当たれそうな曲であっても、バッハの場合は「まずは片手づつさらって・・・」みたいなことをするが、理屈はそれに似ているかも知れない。
良いことを教えて頂いたので、続けてみようと思う。
posted by D(各務) at 20:58| Comment(5) | TrackBack(0) | 練習記

2008年03月02日

ノヴァーク 《英雄ソナタ》Op.24

チェコオフも終わったし、ということで、ピアノの練習は再びこの曲に戻る。
フィビフを練習していた先週末までは、曲(←フィビフの)を思い出すことが最優先だったので、HANONは余りさらわなかったのだが、ブラームスの51をそれまで通りやっていたからか、余り極端な指の退化はなくて済んだようだ。

今日は久しぶりでもあるので、曲全体を、違うテンポで計2,3回通した後、部分に区切って練習。
相変わらず音域の広い分散和音とオクターヴの順次進行がよくなかった。
この曲のオクターヴの順次進行はレガートで弾かなければいけない。注意を要する箇所の殆どには、注意喚起の意味も込めて指遣いを書き込んでおいたのだが、その実どうしようもなさそうな箇所も何割か存在する。
どうにかなりそうな箇所については、対症療法としては「それぞれの箇所をひたすらさらう」ことになるのだが、それだけでは効率が悪い気がするので、ここは一つ、練習曲を使ってみたいところ。
・・・そう思って、ブラームスの51の練習曲を最初からめくってみたのだが、残念ながらそういうものは1曲もなかった。まぁ、この練習曲集は、主に指の独立(と、筋トレ☆\(−−;)の為のものなので、なくても仕方がないのかも知れないが。

オクターヴでのレガート奏法のに役に立つ練習曲をちょっと探してみようか。

#あ・・・良い教本があったら、教えて頂けると有り難いです。(^^;
posted by D(各務) at 21:12| Comment(5) | TrackBack(0) | 練習記

2008年02月03日

最近の練習

今月、あまり会う機会のない知人に会うことになった。若しかしたらピアノ付きかも、ということになっているのだが、実のところ、人前で弾いても良いような持ちネタのストックが全くない。

原因は、考えてみると最近、(未だに仕上がらない)ノヴァークの《英雄ソナタ》しか弾いてないんだよなぁ・・・ということに尽きる。
加えて、ここ1年ほどの、ピアノに向かった時のメニューが随分様変わりしたというのも、ある。
変わってどうなったのかというと、ウォーミングアップに時間をかけるようになった(っても30分くらい)ことと、あの曲この曲とつまみ喰いをせず、殆ど1曲のみに絞って練習するようになったことだ。
ノヴァークは譜読みがキツくて、とても他の曲で遊んでる余裕はなかったのだが、第1楽章の譜読みが終わり、且つ第2楽章の譜読みが始められるない今、譜読みを鍛える為にも、そろそろお手軽な長さの小品に手を出し始めた方が良いのかも知れない。
#譜読みと指の運動の為には、どうせならバッハにした方が良いの
#かも知れないのだが、それはいずれ「練習曲」枠で考えよう。

最近(といっても殆どは1年以上前に)弾いた、或いは弾きかけた小品というと、
 ・ヴォジーシェク《6つの即興曲》より第5番 Op.7-5
 ・フィビヒ(フィビフ)《気分、印象と追憶》より何曲か
 ・ノヴァーク《冬の夜の歌》より「クリスマスの夜の歌」Op.30-3

...くらいだ(少ないなぁ)。

弾く候補としては、この他にシューベルトのソナタも良いなぁと思うのだが、音色作りの点でノヴァークの《英雄ソナタ》とは相容れないものがあるので、それだけでも当面手を出せそうにない。
《英雄ソナタ》では、地鳴りが響いてくるような、腹の底に響くような、ありったけの倍音を響かせるような、そういう広がりと重みのある音を出そうとしているので、「並行してシューベルト」というのは流石に難しい。
音色の点で方向性が噛み合うのは寧ろラフマニノフなのだが、これはこれで今月のヤツに間に合わないし、趣旨にも合わない。

...そういえば、スメタナの《チェコ舞曲集》も面白い作品なのだが、弾くとなると楽譜を探すところから始めなければ・・・

ということで、結局何の結論が出た訳でもないのだが、幾つかつまみ喰いなどしながら、次に弾く小品のことも考えてみるとしようか・・・
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2008年01月14日

ノヴァーク 《英雄ソナタ》Op.24

2008年01月06日にも書いたが、この曲での最近の課題はオクターヴ奏法。
この曲、(良くある話だが)オクターヴの順次進行で、legatoに弾かなければならないところが何箇所もある。例えば、冒頭の第一主題とその変形群、及び再現部の第一主題以降などは、殆どがそれに該当する。
第一主題に関して言うと、序奏に "non legato"、主要動機の開始位置には "ma marcato" と書いてあるだけで、基本的には動機グループを括るようなlegato記号などは一切出てこない。ところがこれらはそこそこの速さのあるtempoである上に、短い音価の順次進行や連打を伴なうので、結局は音を運指で繋いでいかないといけない。
"Allegro patetico" の 3/2拍子(in Tempoで、二分音符=80くらい)で、16分音符が複数連なって出てくる。これを片手(右手或いは左手)で弾く。

私が使っている楽譜は1919年版。初版が確か1904年あたりだったと思うが、その間あまり校訂されていなかったのか、運指など全然書いてない。
ところが、最近ひょんなことから手に入れた、同じ曲の1951年版の楽譜には、作曲者(ノヴァーク)の弟子の一人である、フランティシェク・ラウフ[František Rauch]の校訂が入っており、運指がある程度書かれている(音符の間違いも幾つか直っている)。
これを見ると、やはりオクターヴの順次進行は、殆どが指で繋いで弾くようになっていて、私が自力で運指を見つけられなかった何箇所かについても書かれている。折角なのでこれらは参考にさせて貰った。
その中で「へぇ〜!」と思った物を挙げてみる。尚、括弧内はRauch版に記されていない。
 ・右手:E-Fis-Gis:(5)-4-5 --- 確かにそのまま指伸ばせば5で届くわな。
 ・右手:F-Ges-A:(5)-4-5

逆に「それは厳しいのでは?」と思ったものは
 ・右手:Heses-Ces-Des:5-5-4
 ・右手:Ais-H-C:4-5-5

などであった。

この曲は全般的に、白鍵のオクターヴが「1-3」や「1-4」で楽に掴めるくらいの手の大きさが、演奏者には求められているような気がする。
ちなみにRauchは、ノヴァークのピアノ作品を多く録音に残していて、その中にこの《英雄ソナタ》もある。
posted by D(各務) at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習記