2008年11月16日

沢由紀子 ピアノリサイタル

に、行って来た。


曲目:
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 ショパン
  ノクターン Op.9-2
  ノクターン Op. poth.

 清瀬保二
  田舎の踊り
   I. Moderato II.Lento Tranquillo III.Vivace rustico

 ヤナーチェク
  遺作集「カミラのアルバム」より
   メロディー、無題、先の見えない運命、君を待つ
  「草陰の小径にて 第1集」より
   第1曲 われらの夕べ   第2曲 散りゆく落ち葉
   第3曲 一緒においで   第4曲 フリーデクの聖母マリア
   第10曲 みみずくは飛び去らなかった

 ユジツァ
  歓迎のワルツ

 沢由紀子
  屋上の夢

 メルナル
  小さなりんごと桜

 ドヴォジャーク
  「詩的な音画集」Op.85より
   第3曲 古城にて    第5曲 農民の踊り
   第6曲 思い出     第8曲 精霊の踊り
   第9曲 セレナーデ
  歌曲集「ジプシーの歌」Op.55より
   母の教え給いし歌(沢由紀子・編曲)

 スーク
  愛の歌 Op.7-1

 == アンコール ==
 沢由紀子
  「ウソつき番長」
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今回の会場となった「芸術家の家」は以前、内藤久子氏の講演を聴きに行ったことがあるところだが、あの小さなスペースでリサイタルをやるというので、(既に固定客が沢山いるのかもしれない)と思い、興味を持ちそうな知人はいるのだが、彼等を誘うのはちょっと遠慮した。
行ってみると予想通り、ピアノのすぐ目の前まで並べられた椅子が、開演の頃には殆ど全て埋まった。
沢さんは、大学講師を務める傍ら、しばしばNHK放送博物館などで「アンサンブル・アム」としての演奏会を開いたり、NHKの「名曲アルバム」等で演奏が放送されているが、そういった普段の演奏活動を通して関心を持って聴きに来る、という人も多かったのだろうか。


今でもチェコと日本を行き来する沢さんは、チェコ音楽、特にヤナーチェクの専門家でもあるので、大体私などはヤナーチェクあたりを期待して聴くことになるのだが、今回はある意味、ヤナーチェクに軸を置きつつも、多彩なプログラムだった。
ユジツァ、メルナルなどは、現代のチェコの作曲家たちで、プログラムにあるのはどちらも最近の作品とのこと。

ヤナーチェクの遺作集「カミラのアルバム」は、「内緒のスケッチ」という名前でも知られる作品で、1990年代になって初めて発見され、今は Universal から楽譜も出ている。
「草陰の小径にて」は、ヤナーチェクの作品のなかでは私も比較的好きな作品。この曲集は、癌で逝った友人がその晩年に弾いていたものでもあって、聴くたびにいつもそのことを思い出す。
ということはさて置き、沢さんの自作自演を別とすると、これが一番聴いて良かったかな。

スークは私の場合、たまたま入り口がピアノ三重奏曲だった。
ピアノ三重奏曲などは、室内楽のなかでも結構マイナーなジャンルだと思うのだが、これはたまたまフィビヒのピアノ三重奏曲を聴く為に買ったCDに一緒に収録されていたのを聴いたに過ぎない。
そのときの印象が、悪いことに「ドヴォジャーク的素朴さ」と「やや単純なリズム分割の執拗な繰り返し」であって、要するに私の好みではなかった。
そういう訳であまり興味のなかったスーク(でも本当は「スク」って表記するのでは?と思ったりもする)の「愛の歌」だが、これはスケールも大きく、結構いい方向に印象が違っていた。
流石に「自分で弾いてみよう」と思う種類の音楽ではない(私程度の腕前では、我ながら残念なことに『いいと思う曲=弾きたい曲』であるとは限らない)が、スークの印象をかえるに充分だった。
#というより、単に入り口が悪すぎただけなのだろうか?(苦笑)

「屋上の夢」と「ウソつき番長」は、藤橋誠監督の同名の映画のために作曲された作品とのことだが、沢さんと藤橋監督がいとこ同士だったとは知らなかった(笑)。
どちらも入りやすい佳い曲だった。
この音楽を聴いて、映画の方も観たくなった(笑)。

尚、沢さんのピアノは、11月22日(土)の夜7時20分からNHK-FM「名曲リサイタル」で放送される。
曲目は、ドヴォジャークの「詩的な音画」など。

ピアニスト 沢由紀子のクラシック音楽へのいざない
posted by D(各務) at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏会・リサイタル

2008年10月02日

沢 由紀子 ピアノリサイタル

ピアニストの沢由紀子さんのページより

2008年11月16日(日)
開演14:00(開場13:30)
曲目:ヤナーチェク「カミラのアルバム」、ドヴォジャーク「詩的な音画集」他
入場料:3,000円(学生2,000円)
会場:「芸術家の家」
東京都品川区上大崎3-14-58
クリエイト目黒1階(JR目黒駅東口から徒歩6分) ( 地図
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アンサンブル・アム演奏会

ピアニストの沢由紀子さんのページより

2008年10月13日(月・祝)
開演14:00(開場13:30)
曲目:ドヴォジャーク「スラブ舞曲集」、ブラームス「子守唄」
出演:アンサンブル・アム(Fl.鈴木真紀子 / Vn.生方真里 / Pf.沢由紀子)
入場料:3,000円(お茶とお菓子付き)
会場:「芸術家の家」
東京都品川区上大崎3-14-58
クリエイト目黒1階(JR目黒駅東口から徒歩6分) ( 地図

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2008年07月25日

クライネス・コンツェルトハウス Op.25

今日、東京文化会館・小ホールにて、題記の演奏会を聴いてきた。
プログラム:
 1.フィビフ  :ピアノ五重奏曲 ニ長調 Op.42
 2.シューベルト:弦楽三重奏曲 変ロ長調 D471
 3.ドホナーニ :ピアノ六重奏曲ハ長調 Op.37
出演:
 三戸 素子(ヴァイオリン)
 二宮 隆行(ヴィオラ)
 小澤 洋介(チェロ)
 山根 公男(クラリネット)
 藤田 乙比古(ホルン)
 ラファエル・ゲーラ(ピアノ)

プログラムの解説を見ると、どの曲にもフィビフの名前が出てくることから、トリはドホナーニだが、メインはフィビフということなのだろう。

このシリーズでフィビフが取り上げられるのは、多分3回目(もっとあるか?)。前に取り上げられた回(Op.16:2004年2月8日)では、ピアノ四重奏曲 Op.11 が取り上げられており、私はこのときも聴きに行った。

2004年の時のフィビフは、ピアノの音が前に出過ぎていて、そのバランスが非常に気になったのだが、その点、今回のピアノ五重奏曲は非常に良かった。この作品(=ピアノ五重奏曲)、今回は作曲者が指定した本来の編成(他に、ホルンとクラリネットを弦で置き換える編成も許されている)で演奏された訳だが、これでバランスよく出来ていた。アンサンブルの出来も良かった。
ホルンのアタックミスが幾つか目立ってしまったのは残念だったが(しかし音色は素晴らしかった)、それ以外では「聴きにきて良かった」と思える、充分満足できる演奏だった。

シューベルトとドホナーニは、今回初めて聴く作品だった。
ドホナーニのピアノ六重奏曲は、フィビフのピアノ五重奏曲とカップリングでしばしばCDに収録されているのを見かけるので、多少の関心があった。ドホナーニはハンガリー出身、1877年生まれというから、フィビフより27歳下になる。力強く、時に英雄的でありながら、その底流に流れているのは、その当時の時代背景(世界大戦やファシズムの台頭など)を反映した不安な心理であるそうだ。息の長いパッセージのうちの幾つかは、ハンガリー的な印象(例えば、ブラームスの《ハンガリー舞曲集》等を連想させるような)を感じた。色々な要素を孕んでいて、フィビフ以前の作品とは違い、一言では言えない複雑な楽想であるが、それは彼よりも7歳年上のチェコの作曲家・ヴィーチェスラフ・ノヴァークの幾つかの作品とも共通する雰囲気でもある(...のではないか、と思う)。


東京文化会館小ホールは、聴くのに良い席を選ぶのに迷うのだが、少なくとも室内楽に関する限りは、なるべく前の方に座った方が良いのかもしれない、とは、今日の演奏を聴いて思ったことの一つであった。


終演後、同演奏会を聴きに来られたPelleasさんと、池袋で一杯。
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2008年05月10日

クライネス・コンツェルトハウスop.25

東京文化会館小ホールで開かれる、室内楽の定期演奏会《クライネス・コンツェルトハウスop.25》のページが出来ている。
#詳細は下記URIからご覧下さい:
http://www.kleines-k.com/t-bunka.html

今回はフィビフの《ピアノ五重奏曲》Op.42 が取り上げられるので注目しているのだが、出演メンバーにホルンとクラリネットが入っているところを見ると、正式の編成でやるつもりらしい。
この作品に就いては、先月の記事でも簡単に触れたが、正式な編成(Vn,Cl,Hr,Vc,Pf)と、作曲者自身が認めている別の編成(Vn2,Vl,Vc,Pf)でやったときでは曲の解釈の仕方が変わるらしい。今回はその辺、彼等がどう曲を纏めて来るかも興味がある。

4年ほど前に、やはりフィビフの《ピアノ四重奏曲》Op.11 をやったときと同じピアニスト(ラファエル・ゲーラ氏)が今回出演することになっている。前の時は「ちょっとピアノの音が大きすぎるかな。」と思ったのだが、今回は大丈夫だろうか・・・

まぁそれは兎も角、楽しみにしていよう。
posted by D(各務) at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏会・リサイタル

2008年01月30日

Zd. Fibich: 今年の演奏会

Fibichの作品を取り上げる、今年開催の演奏会情報


■クライネス・コンツェルトハウス op.25

ヴァイオリン:三戸素子
チェロ   :小澤洋介


日時: 2008年7月25日(金)
    19:00開演
会場:東京文化会館(上野)・小ホール

曲目:
 フィビヒ  :ピアノ五重奏曲 ニ長調 Op.42
 ドホナーニ :ピアノ六重奏曲 ハ長調 Op.37

チケット:(未定?)
問い合わせ:東京文化会館チケットサービス、 ハラヤミュージックエンタープライズ

※詳しくは、出演者のサイトにてお確かめ下さい(っても、今日時点ではまだ詳細ありませんが、後ほど出てくるでしょう)。
 http://www.ozawa-y.com/concertinfo_j.html

「行こうかなー」という方、良かったらお声をお掛け下さい。
posted by D(各務) at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏会・リサイタル