2007年10月14日

「チェルニーさん」は「黒井さん」?

一息入れるのに、「お茶でも飲むか」と、台所に行ってTWININGS の紅茶缶に手を伸ばす。最近ちょっとしたビョーキのようなもんで、「CZ」とか書いてあるとつい目が行ってしまう。(CZ: チェコ、若しくはチェコ語の略称)
なんて書いてあったかというと、「CZ Čaj Černý」。
「CZ」の後ろは、発音を日本語表記すると「チャイ チェルニー」。「チャイ」なんてインドの飲み物みたいな感じだが、チェコ語で「茶」の意味。
チェコ人の苗字で「Černý」さんというのは案外良く見かけるのだけれど、こんなところで目にするとは。「若しかしてこれって『黒い』って意味か?」と思って辞書を引くと、その通り。結構ネガティヴな単語らしく、その他に「不幸な。悪い。秘密の。非合法な」と続く。
・・・でもまぁ、無理矢理日本の苗字に当てはめたら「黒田さん」「黒井さん」みたいなもんか。
尤も、日本人の苗字(氏)なんて、殆ど地名が起源だけど。
ちなみにうちの母方である「各務氏」も、元は美濃国各務郡(今の岐阜県各務原市附近)の土豪で、地名から氏を付けている。

話を戻そう。
「Černý」の「Č」上に「v」のような記号がついているものは、ハーチェク。ドイツ語圏ではウムラウト同様置き換えのルールがあって、ウムラウトなら後ろに「e」をつけるが、ハーチェクの場合は後ろに「z」。チェコ人の「Černý」さんがドイツに行ったら、これが「Czerny」さんになるという具合。
そう、例の、アレ。ピアノ弾きが散々悩まされる有名な某練習曲を作曲した人と同じ苗字だ。
「Dvořák」も日本で「ドボルザーク」なんて書かれてしまうようになったのは、ドイツ経由で[Dvorzak]なんて感じで入ってきたからなんでしょうな。

以前、スメタナ[Smetana] が「生クリーム」って意味だと知ったときも驚いたけれど、あとで「チェコ人の苗字にはヘンなのが多い」事を知った。「雄猫」さんとか、「トイレ」さんとか。チェコの自動車メーカーといえばシュコダ[Škoda] で、この会社の創業者の苗字だけれども、これも辞書には「惜しい。残念。損害」という意味が書かれている。
う〜ん。。。(^_^;
posted by D(各務) at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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