2011年11月12日

「フランツ・コンヴィチニーの芸術」Box Set

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=109065
を買った。
一緒に注文したレアな品物の入荷が遅れまくったせいで、ずいぶん待たされたが。

生まれて初めて、曲名や指揮者を意識して聴いたのが、コンヴィチニーがライプツィヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラを振った、ベートーヴェンの田園交響曲のLPだった。
小学校に上がるか上がらないかの頃、父に「これとこれは自分で勝手に聴いていいからな。」と示されたLPが、これと、ショスタコーヴィチの革命、田中希代子のピアノとあと何だったかであった。
イ・ムジチのヴィヴァルディと、ポール・モーリアとその他は、まだガキに傷だらけの鑑賞不能状態にされたくなかったらしく、このとき、使用禁止令が出た。

ベートーヴェンの田園は、何度も聴いた。
革命でタコアレルギーに罹患し(高校の頃に多少治癒)、田中希代子でピアノが大嫌いになった。
#これは多分、田中希代子のせいではなく、曲のせい。

パソ通をやっていた頃に、初めて聴いた演奏が自分のデフォルトになってしまう、いわゆる「刷り込み」ということについてよく話題になった。コンヴィチニーの田園は、私にとってはまさに「刷り込み」の演奏だったように思う。

使用許可の下りた田園と革命のLPは、コロムビアから当時出ていた、「ダイアモンド1000シリーズ」というものだった。当時にしては廉価かつ良いものを標榜していたシリーズだったらしい・・・
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/renka_lp/diamond1000_album.htm
http://columbia.jp/LP/column/column_13.html

田園交響曲のジャケットは、チロル村の教会の付近の風景写真で、きれいだなぁと思ったものだった。(何故か上記リンク先とはジャケ写が違う)

・・・などと、30余年前のことを思い出しつつ、少しずつ聴き始めた。
最初に聴いたベートーヴェンの田園は・・・第一楽章冒頭の印象が30年前とは若干違っていたが、心地よく聴けた。
7番や8番も好きな曲なので楽しみなのだが、今はシューマンの第3交響曲《ライン》を聴いている。
やはり、最近の演奏(そう沢山聴いているわけではないが)と比べて、ノリが重い感じがするが、それがまた一つ演奏の醸し出す「味」になっているような気がする。
数年前にこの曲を初めて聴いたときに、終楽章の一部がマーラーの《巨人》交響曲の終楽章に似ている気がするとマーラー好きの知人に話したところ、後半1/3はそっくりなのだという話であった。

このBox Set、シューマンの交響曲も全曲が収められている他、序曲なども入っている。シューマンのオーケストレーションにも関心があるのだが、意外に耳にする機会はないから、これはちょっと嬉しい。
じっくり聴いてみようと思う。
posted by D(各務) at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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