2011年08月16日

J. S. バッハ:《無伴奏ヴァイオリンの為の6つのソナタとパルティータ》

の、パルティータ第3番ホ長調より、ラフマニノフがプレリュード、ガヴォットとジーグをピアノ独奏版に編曲している。
そのうちのガヴォットを、10年ぶりくらいに浚い直し始めた。
いくつか気になるところもあったので、原曲の楽譜(ガラミアン版)を引っ張り出して、眺め直してみた。
版の善し悪しで言えば、恐らくベーレンライターの新バッハ全集あたりが良いのだろうけど、ガラミアン版は自筆譜ファクシミリのコピーがついていることがポイントで、別にばよりんを弾くわけでもない私にとってはそこに資料としての価値があり、寧ろそれが全てとも言えなくもない。

で、こうやってラフマニノフの楽譜と見比べてみると、ラフマニノフ編の中ではどの線が主なのか判断に迷ったところもあったが、そういう疑念も解消した。そして色々と面白い発見もある。
まず、原曲のトリラは全てカット。ラフマニノフが16分音符で書いたトリラは原曲にはなし。
両者の録音をつきあわせてみても、バッハの原曲の方が柔らかい感じなのに対して、ラフマニノフのもの(ちなみにラフマニノフ自身による演奏)は硬質で、そしてしっかりピアノ音楽然としている。

曲自体は有名で、自発的に聴く努力をしなくともしばしば耳にするものだが、やはり今までちゃんと聴いてなかったのだなぁと改めて思った。
posted by D(各務) at 02:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/47381327
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック