2010年06月14日

パウル・バドゥーラ=スコダ シドニー・リサイタル

バドゥーラ・スコダのCDは、GENUINというドイツのレーベルから何枚か出ていて、これはそのうちの1枚。曲目は、
 J. S. Bach: Partita Nr.I
 J. Brahms: Klaviersonate Nr.III
 B. Bartok: Suite Op.14
 C. Debussy: Estampes
 C. Debussy: L'Isle Joyeuse

バドゥーラ・スコダの著書で「バッハ 演奏法と解釈」という邦訳本が2年前に出ている。最近この本を読み始めたのだが、為になるし面白かったので、彼のバッハはぜひとも聴いてみたかった。というのがこのディスクを買った唯一の理由。

現代ピアノで弾くパルティータを聴く機会もあまりないのだけど、先月買った、ピーター=ヤン・ベルダーのハープシコード版よりは、聴いて分かり易かったような気がした。
7,8年前に1回聴いて止めてしまった、シフのバッハ全集を思い出すところがあった。あの頃は、色々腑に落ちなくて聴くのを速攻で止めてしまったのだけど、今にして「あの頃はよく分かってなかったからかなぁ」とも思えるようになってきた。
あの当時、欲しがる人は周りに幾らでもいたのだが、不思議と売り飛ばさなかった。

しかし、よく考えると、このディスクの曲目構成はちょっとすごいなぁと思う。
バッハとブラームスはまぁいいとして、その後がバルトークとドビュッシー。
バロックと新古典と国民楽派と印象主義。見事なまでにバラバラだ。


で、「聴いてどうだったの?」という話だが、私個人の感想は「◎」に近い「○」。
バッハはよかった。
#良かったけど、まだ色々勉強中なので細かいことは省略。(^^;
ブラームスの第3ソナタがどうだろうと思ったが、これも良かったので。

青臭さと老熟さの同居したような不思議なこの曲(=第3ソナタ)の演奏には、良いなぁと思うものには意外に出会えていない。
今まで聴いた中で良かったと思ったのは、ペライア、若林顕くらい。
これらに加えてもう一つ、気に入りの演奏が見つかったのは嬉しい。

少し難を言うと、L'Isle Joyeuse(喜びの島)は、勢いに乗り過ぎていたというか、やや走った感があった。もう少しドッシリと構えて欲しかったかな。
posted by D(各務) at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ピアノ
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