2008年06月21日

Fibichの書いたピアノ教本

"Velká theoreticko - praktická škola pro piano" という本がタンハウゼン(ドイツ)の古書店より到着。
但し第1部全5巻・第2部全5巻のうち、第2部の2-5巻を除く6冊。
題を邦訳すると「大いなる理論的・実践的なピアノの授業(もしくは学校)」となる。この教本、副題は呆れるほど長いのでここでは省略。
この本は、ピアノ連弾の為の《ソナタ 変ロ長調》Op.28との絡みで存在は知っていた。が、残念ながら今回のこの6冊からは、ソナタとの関係は掴めそうにない・・・。

ざっと捲ってみて気がついたことは、この教本がFibich単独の著作ではなく、Jan Malát という人物との共著であったこと、そしてこの教本では、ピアノ演奏を指導するにあたり、ピアノの楽器としての構造を理解することを重視していたということだ。
第1部第1巻の前半は、図解を交えながら、ピアノのキーの構造や、ピアノを弾く時の手の形・姿勢などを幾つもの図例を挙げて説明している。そしてある程度ピアノを弾けるようになった学習者ではなく、初学者に対してこの重要な事項をまず教えようとしている点には注目して良いだろう。
なぜ「初学者」と断言するかと言うと、これらの説明の後に続く練習曲は、「こどものバイエル」上巻冒頭程度のレベルのものだからだ。
近年のは知らないが、少なくとも私がピアノを習い始めた頃の教本には、これほど詳細にピアノの構造を述べた初学者向けの教本というのはなかったのではないか。
posted by D(各務) at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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