2008年03月29日

内藤久子氏講演(3月27日)

13日に書いた27日の講演、当初は行けるかどうか微妙な状況だったのだが、結局聴きに行って来た。

今回の講師の内藤氏は以前、関西チェコ協会が主催した連続レクチャーの1回で講演をしており、私はこのとき内藤氏のお話が聞けるというので、はるばる三宮まで出かけていったことがある。
それは果たしていつのことだったかと思い、過去のメールを探してみたところ、2003年の秋のことだった。あれから既に4年半が経過していたということだ。

4年半も前の話ではあったが、内容は結構覚えていた。ボヘミア・モラヴィア・スロヴァキアの各地域の音楽はどのような傾向をもっていたかという話や、クロムニェジーシュ宮のトランペット奏者兼作曲家であるパヴェル・ヴェイヴァノフフキーの話、クロムニェジーシュ宮廷の記録の話とか、当時のあの辺りの宮廷がトランペット(楽器とその奏者)の数をどれだけ揃えられたかが宮廷の権威の高さを表す指標のようになっていたこと等である。

今回の講演、普通の日本人は殆ど誰も知らないことだらけで、内容としてはかなり濃いものである。
ところが実は対象とする時代が2003年の時と殆ど一緒だったので、私としては、今回目新しい内容は半分もなかった。
ではあるが、「『伝統』をどう捉えるか」とか、氏の研究の一端の話(まだ誰も体系的に明らかにしていないテーマ・・・古典は交響曲の成立の過程や、クロムニェジーシュ宮以外の宮廷での宮廷音楽はどうだったのか、など)や、単に音楽を歴史の上からなぞるだけではない、もっと幅の広い社会学的な観点からの話もあり、それだけでもなかなか面白かった。

元々1時間半の予定だったらしいのだが、随分と予定を上回る時間、話をされた。また、質疑応答の時間になっても、質問者の質問1に対して内藤氏は10も20も回答される上、次から次へと質問が続き、結局随分な時間まで、話を聴くことが出来た。
posted by D(各務) at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/13308597
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック