2018年03月31日

Josef Bohuslav Foerster の歌曲

ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル [Josef Bohuslav Foerster, 1859-1951] は、チェコの作曲家としては比較的早くに知った存在だったが、長らくの間、聴いた作品は多いとはいえなかった。
その間、録音もあまり入手することなく(食指の動くようなものがなかっただけだったかも知れないが)、ピアノ曲集《夢》Op.47 に始まり、ピアノ三重奏曲、歌曲を何曲か聴いた程度だった。
2014年にピアノ作品全集のCD (piano: Patricia Goodson) が出たのを聴き、交響曲全曲も聴いた。
オーケストレーションは色彩感豊かであり、聴くべきところのある作曲家だというのはよく分かったが、作品はずっと同じような調子なので、長時間フェルステルだけを聴くとしたら、ちょっとした集中力が要るかもしれない。

さて、どこで聞いたか思い出せないが、フェルステルは「歌曲の作曲家」という指摘がずっと記憶にあったのだが、なかなか声楽には手が出なかった。
が、最近オルガ・チェルナー [Olga Černá] が歌った CD を入手し聴いてみたところ、これはなかなかに良かった。
印象深かったのは、
Vier Lieder, Op.60b
Tři notturna, Op.163
の2作品。
前者は第1曲を省略しているのが惜しく思われたが、フェルステルにしては珍しく劇的な内容を持つ終曲の表現が印象的だった。
後者は声楽・ピアノ・チェロの編成で曲調は如何にもフェルステルといった感じのもの。三者の取扱が巧く、特に終曲の最後の声楽とチェロの溶け合うように一体になる部分などは意外性すら感じた。
posted by D(各務) at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽