2026年01月03日

ANNA PETROVA - SLAVIC HEART

最近すっかり 旧Twitter や Bluesky に投稿することが多くなり、 blog では嘗ては書いていたようなことも暫く書いてなかった。

注文していた音源の幾つかが年明けに届いたこともあり、それらを聴き始めた。

ANNA PETROVA - SLAVIC HEART (tower.jp)
アンナ・ペトロヴァはブルガリアのピアニスト。収録曲の作曲者スクリアビン、ラフマニノフ、プロコフィエフ(ロシア)、ヴラディゲロフ(ブルガリア)の出身国はスラヴ人が主要人口を占める。

以前、ペトロヴァの演奏としては
THE BIRTH OF THE ETUDE - エチュードの誕生 (tower.jp)
を聴いた他、YouTube でヴォジーシェクの《即興曲》op.7-5コジェルフのピアノソナタop38-3 などを聴いており、古典派作品の演奏家としては良い印象を持っていた。

さて、"SLAVIC HEART" だが、何れも手堅く仕上げた好演のように思われた。
スクリアビンのピアノソナタ第2番嬰ト短調、プロコフィエフのピアノソナタ第6番イ短調op.82 はそんなに沢山の演奏を聴いてきたわけではないが、非常に良かった。
弾き手によって色々と癖が出たり出なかったりするのがラフマニノフの《コレッリの主題による変奏曲》op.42 だが、「技巧的にすごいことやっているんだぞ」感も特に出さず(実際には難しいところだらけの作品だが)に弾いている。
この曲は、最初にチェルカスキーの演奏で聴いてしまうと、その他の大抵の演奏は淡白に聞こえてしまいがちになる。この点はペトロヴァの演奏もそうではあるが、「ロマン派ピアニストの時代」も終わって久しい21世紀の演奏としてはこれはありであろう。

尚、ペトロヴァは自身の YouTube チャンネル(下記リンク)を持っており、自らの演奏を上げている。
Anna Petrova - YouTube
posted by D(各務) at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2025年08月14日

AIの使いどころ

AIのビジネスへの導入が話題になって久しく、AIから的確な答えを得るため「プロンプトエンジニアリング」の重要性も言われるようになった。
・・・確かにねぇ。

ChatGPT や x.com の grok などの無料版を使ってみても、自然な日本語文章生成の能力はなかなかすごいなと感心する一方、文献やオンライン上にあるような情報を問うと嘘が多く、従来のネット検索エンジンからの置き換えは到底無理なように思える。(ああ、これが『ハルシネーション』ってやつね、と)
ネット検索がより手軽になる(アバウトな質問でも意図に沿った回答をしてくれる)ことを期待した人がこうした嘘回答を鵜呑みにすると痛い目に遭うだろう。

ビジネス上では会議の音声を喰わせて議事録をテキストで作成したりということで結構役には立ちそうだが、そういうのは個人では余り出番がない。

そんなことを考えながら色々試していたのだが、自分が運営しているウェブサイトのコードレビューをさせてみたのは結構良かった。
従前から Another HTMLlint でチェックは行っていたので文法ミスは殆どない(ビジュアル都合で幾つか違反している箇所はあるが)のだが、AI にレビューさせてみると、スペルミスの指摘や SNS-Card 導入の提案、CSS キャッシュ対策(ブラウザが一度アクセスしたCSSはキャッシュに持ってしまい、サーバ上の CSS を書き換えてもキャッシュだけを見続けるために無視される問題)の別解の提案などが出てきた。
多くは、プロのウェブサイト設計者やコーダーなら常識になってそうな内容だが、 HTML の文法書に載っているわけではないので、素人にはなかなか知り得ないところではなかろうかと思った。
posted by D(各務) at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2025年03月21日

Seamonkey が使えなくなってきた

Seamonkey は、Netscape Navigator の直系のウェブブラウザ。
Netscape 社から Mozilla foundation に譲渡されオープンソース化した際に Mozilla という名前になったが、ブラウザとメーラーを分離してそれぞれ Firefox と Thunderbird になった際に Mozilla foundation からコニュニティに譲渡されて Seamonkey になった。
NTSC Mosaic の系譜に連なる最も歴史あるブラウザの子孫ということになる。

・・・が、去年辺りから、javascript のサポートの問題なのか何なのか、Seamonkey で pukiwiki の検索窓を利用すると正常に動作しないなど、問題が幾つか見られるようになってしまった。
旧Twitter も正常に表示できない。
そんなわけで、それまで Seamonkey で利用していたサイトを別のブラウザで閲覧するようにした。
歴史あるブラウザなので頑張って欲しいと思ったりもするが、古いコードに振り回されているのかもしれず、問題はそう簡単ではない可能性もあるな、とも思う。
posted by D(各務) at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2024年07月13日

ウェブブラウザ

私の場合、外出先でない限り、スマホ等は使わずPCで作業をする。
そうした中、ネット越しに外から情報を得るのに使うのは、ウェブブラウザであることが多い。
ウェブブラウザも昨今選択肢が多い。パッと思いつくところで挙げてみると、こんな感じになる:

  1. Firefox

  2. Librewolf

  3. tor browser

  4. Seamonkey (旧Mozilla, 旧Netscape)

  5. Chrome

  6. Google Chrome

  7. Opera

  8. Vivaldi

  9. Brave

  10. Microsoft Edge

  11. Safari

  12. NetSurf

  13. Lynx

  14. Midori

  15. w3m

  16. Links

  17. Elinks



Firefox 〜 Seamnokey は Mozilla 系。
w3m 以降はテキストブラウザ(多分 Unix系のコンソールでのみ動作)。
嘗ては Netscape と MSIE が主要ブラウザだったが、今は上記のように結構選択肢がある。
前者は開発主体が コミュニティに移ってオープンソース化して Mozilla となり、現在は Seamonkey となった。MEIE は MS Edge と交代して退場した。

「昔から使っていた」という理由で Seamonkey はどの PC にも入れているのだが、 Firefox 等の主要ブラウザと比べて機能面で追い付かない部分も出てきている。
今一つだけ困るなと思うのは、 pukiwiki の検索が Seamonkey では機能しないこと。多分クライアント側の Java script 関連なのだろうけど、関係しそうな設定は OFF にしてないので、設定でどうにかなる問題では多分ないのではないか、ということしか分からない。
「これは流石に違うのでは?」と思うようなものも含め、設定をいろいろ試してみてもいいのだが、これだけ選択肢があるので、他のブラウザでもいいか、となってしまう。
posted by D(各務) at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | web/net/pc

2024年01月01日

「令和6年能登半島地震」

 16時10分頃、能登半島を中心とした震度7の大きな地震があった。
地震情報 : 詳細情報 2024/01/01 16:24 発表(気象庁)
 このあたりは以前からやや大きめの地震が度々起きていた地域で、大きな地震が発生しないかは気になっていた。
 気象庁はこの地震を「令和6年能登半島地震」と命名した。
 現時点で、今日は震度5(「弱」も含む)の地震が8回、震度4のは15回も起きており、地元の方にとっては心配な日々が続くことになりそうだ。
 石川県知事の馳浩氏は何故か自宅が東京にあるということで元日は東京に居り、移動手段がないらしく県庁入りが出来ない模様。こういうことが起き得ることを考えると、少なくとも県外在住者が知事なんかやっていてはダメなのではなかろうか。ちゃんと自治体が機能していればそこまで言わないが、ラジオの報道などを聞いている限り「避難所への案内がないのでどこへ避難したら良いか分からない。」という現地の人の声が複数あったことから、そのあたりは少々疑問に思う。この寒い時期に寒い地域での災害では、暖を取れなくて凍え死んだり体調不良を起こしたりということが考えられる。正月休み中だからというのは確かにあるとは思うが、今夜中に手が打たれることを期待したい。
posted by D(各務) at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年07月15日

安倍晋三元首相の暗殺

7月8日午前11時30分頃、奈良で参院選の応援演説中だった安倍晋三元首相が暗殺された。
容疑者(当初被害者は心肺停止ではあるものの死亡判定がなされていなかったため、容疑は殺人未遂。後に殺人容疑に切り替えられた)は、「政治信条によるものではない」「母の入信している世界平和統一家庭連合(旧称:統一教会)に恨みがあり、教団関係者を狙うのは難しいと判断し、関係のある安倍元首相を殺害しようと思った」等と語っていたと報道されていたことから、所謂「鉄砲玉」であることを疑っていた。つまり、容疑者の語っている理由は逮捕されたときに語るための単なるシナリオであり、本当の動機は他にあり、安倍氏を抹殺したい誰かの差し金であり、投獄も覚悟でその役を引き受けたのではないか、と。
しかし、その後一貫して出てくるのは
・母親が統一教会に入信していて、亡夫の遺産だけでなく親族の不動産も勝手に売却して献金した。
・容疑者の伯父がそのうち5千万円(献金額の半分ほどであるらしい)を取り返すも、それを母親は再び献金してしまった。
・こうしたことにより容疑者とそのきょうだいは生活が出来なくなるほどだった。
・容疑者は大学に進学したかったが、こうした事情によりそれが叶わなかった。
等々であり、最早「教団の存在によって人生を踏みにじられた」という思いが容疑者を犯行に走らせたと思わざるを得ない。

昨年9月に安倍晋三元首相が世界平和統一家庭連合(旧称:統一教会)のイベントにオンライン登壇したのは事実であり(その動画が実際に出回っており、否定の余地がない)、自民党の改憲草案と世界平和統一家庭連合から出てきた文書とほぼ一致していることも表沙汰になっている等、自民党と世界平和統一家庭連合のズブズブの癒着ぶりが露わになっている。
そもそも統一協会が日本に入り込むことを許したのは安倍氏の祖父・岸信介元首相であり、統一教会が霊感商法で90年代に大きな社会問題になったにも関わらず、その後それまで歴代政権が申請を却下し続けてきた同教会の改称を安倍晋三政権で受理している(これにより「統一教会」は「世界平和統一家庭連合」に改称した)。

霊感商法で社会問題になった後も、マインドコントロールした上で莫大な献金をさせることを続けていたというが、この容疑者の持つ背景を見ると、それが続いていたのだろう。

それにしてもこのような被害がなければ、世界平和統一家庭連合(統一教会)に対するこのような恨みを生じることもなかっただろうし、その関係者として安倍晋三氏が殺害されることもなかったろう。

殺害そのものに肯定の余地は微塵もないが、容疑者の抱えた背景には同情を禁じ得ない。日本が「自己責任」を強要する社会であり続ける限り、このような立場の人々の中には今後も救われる機会を掴めない人が出てくるだろうし、そうした人によってこのような事件が繰り返されるかもしれない。その時、被害者となった政治家の同僚や支持者達は「自己責任でしょ」と言うのだろうか。
posted by D(各務) at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事

2021年03月25日

報道ステーションの web CM 問題

各所で猛批判を浴びたらしい、テレビ朝日の「報道ステーション」の web CM を見てみた。
CM自体は下記に記載した内容。
TV番組が web に CM を打つ理由は唯一つ。「視聴者を TV に呼び戻すこと」だろう。
だから、特に意識の高いわけでもない風のキャラクターを登場させ、『そんなどこにでも入るような人でもニュース番組を普通に観るんだ』という雰囲気を作ろうとしたのかなと思える。
しかし、この CM を観て「TVのニュース番組(特に報道ステーション)を見よう」という気になる人が果たしているだろうか? 少なくとも私は「はぁ?」という感想しか抱かなかった。
この CM で何故視聴者を TV 、特に「報道ステーション」に呼び戻せる「確からしさ」をどう評価したのかは訊いてみたいところ。CM 制作にはそれなりに金が掛かっている筈で、この企画が通った相応の理由がある筈だからだ。
ジェンダー問題の観点から非常に突き上げの強かった点は
「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的に掲げている時点で、なにそれ、時代遅れ、って感じ」

という一節。
ジェンダー平等問題を話題にするほどに関心のある人が、これを「時代遅れ」などと言うだろうか?
これは「ジェンダー平等なんてキレイゴトを押し付けられて息苦しい。勘弁して欲しい。」という反ジェンダー平等主義者の切実な叫びなのではないだろうかという気がしてならない。
そう見えてしまう以上、この CM はその観点に於いて批判されて当然だと云える。


恐らく彼女とビデオチャットしている想定のようで、その「彼女」が喋っている場面だけを切り抜いた風な構成になっている。「彼女」が喋る内容は以下:
「リモートに慣れちゃってたらさー、久々に会社言ったら変な感じしちゃった。」
「会社の先輩、産休明けて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっごい可愛くって」
「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的に掲げている時点で、なにそれ、時代遅れ、って感じ」
「化粧水買っちゃったの。もうすっごいいいやつ」
「それにしても消費税高くなったよね」
「国の借金って減ってないよね?」
「あ、9時50分! ちょっとニュース見ていい?」

posted by D(各務) at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事

2021年03月11日

3.11から10年が過ぎ、

今ではすっかり何事もなかったように暮らしてはいる。
が、それでも、今までそう簡単に壊れれる筈のないと思っていた生活や環境が、いともあっさり壊れる様を目の当たりにした記憶は消えない。
津波に飲み込まれたりした地域と比べれば、被害の少なさは、ほぼ何も起きなかったに等しいが。

この10年でも復興が終わっていない。
今でも震災仮設住宅に住んでいる人もいる。生活の再建が出来た人はまだいいかもしれないが、それだって本来他に振り向けることが出来た筈の財産をそのことに費やさなければならなかっただろう。一方それすらも叶えられていない境遇にある人のことを思うと胸が痛む。

日本のような地震国では安全に原子力を扱えないことが、3.11 とその後によって明らかになってしまった。
また、ヨーロッパの原発保有国における原発の運営主体と地元住民とのコンセンサスの形成のケースが報道されるようにもなり、それと比べて日本におけるそれが如何にお粗末かということも分かった。
震災後暫く続いた各地の放射線量の計測値の報道では、原発がある地域では、震災前から他の地域よりも放射線量が幾分高かったことも分かった。これは、原発からある程度漏れていたという以外に説明がつかないだろう。
正確な情報公開と対話でしか、地元とのコンセンサスは得られないが、東電はそれをきちんとする方向に舵を切ったという話は、この10年間聞いたことがない。
先日、3.11を前に当時の首相菅直人氏が東電を破綻処理しなかった理由を語っていた。曰く、第一義的には東電の責任であるから東電に責任を取らせるべきだという考えだったそうだ。が、株主の利益を重んじる余り、住民への補償も極力回避しようとし、森林などへの除染も「必要ない」と言い切って拒否したあたりを振り返ってみても、結果的には間違った判断だったとしか思えない。

直後に書いた記事
http://harmonie.sblo.jp/article/43873001.html
http://harmonie.sblo.jp/article/43873101.html
http://harmonie.sblo.jp/article/44160376.html
http://harmonie.sblo.jp/article/44160603.html
http://harmonie.sblo.jp/article/44160636.html


posted by D(各務) at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事

2021年02月20日

Bohuslav Martinů - 「マルティヌー」か、それとも「マルチヌー」か? 日本語への転記のこと

チェコの作曲家 Bohuslav Martinů の姓の日本語表記には「マルティヌー」か「マルチヌー」の何れかが使われる。
či であれば日本語表記では「チ」となる音だが、チェコ語の ti の場合は少し違うが、では日本語の「ティ」とほぼ同じかと言われたら、それも違う。
が、もし仮に či と ti の発音の差を日本語で書き分けなければならないとしたら(尤も、そんなことはまず起きないとは思うが)、「チ」と「ティ」とする以外になくなる。が、 ty (「あなた(がた)」の意)の方がより「ティ」に近い音なので、結局のところ、キレイに一対一対応の関係が出来るわけではない(よって、そういった観点はあまり意味を為さない)。
チェコ音楽研究家の関根日出男先生は、音楽評論家の佐川吉男氏と共に「日本マルチヌー協会」を設立した当初は「マルチヌー」の表記を採用していたが、後年「マルティヌー」の表記に転向した。(理由については人伝に聞いたが、ここでは記さない)

チェコ語には、日本語へ表記を置き換えるという観点からは区別が難しい発音の区別が幾つもあり、「複数の表記の候補のどちらに置き換えても正確ではない」ということが往々にして起こる。原語の発音に少しでも近い表記となることが望ましいところだが、私見としては、この「チ」と「ティ」の問題は、ř を「ジュ」とするか「ルジュ」とするかほどあからさまではないにせよ「どちらも正確ではない」に近い印象を持っている。


それはそれとして、この問題に関する wikipedia の議論が興味深かった。
(興味を惹かれた方向が少々脱線気味ではあるのだが)
ここではページ名を「ボフスラフ・マルティヌー」とするか「ボフスラフ・マルチヌー」にするかの議論があり、チェコ語的観点からの「専門的慣用」と音楽的観点からの「専門的慣用」、及び使用頻度等の観点から意見が出されたが、最終的には使用頻度を根拠としてチェコ語観点からの「専門的慣用」が排除される結果となっている。

最初に「ボフスラフ・マルティヌー」から「ボフスラフ・マルチヌー」にルール無視で書き換えてしまった人(当初ルールを知らなかったということで、指摘を受けた後はきちんと謝罪の上対応しているが)の動機が、所属団体で表記について揉めた際、Wikipediaにマルティヌーと書いてあることが理由で「マルティヌー」の表記が通ってしまったことを問題視したからというものだったが、そもそも「Wikipedia に書いてあるから」が理由になるなんて、情報リテラシーが無さ過ぎるんじゃなかろうかという気もする。というのも、

 Wikipedia に書かれていることが全て専門家の見解だと思いますか?
 素人が思い込みで書いた間違った記述が Wikipedia の記事にないと、どうして言えますか?

みたいな話なわけで。
それを元に自分で調べてみよう、というネタとしては十分使えるが、書いてあることをそのまま鵜呑みにして良いというものではない。・・・という観点から何故説得しなかったのか、或いはしたにもかかわらず押し切られたのは何故か、という点は興味深いところではある。
何かの論拠にするのであれば、ちゃんとした文献を読め。

作曲家や作品の日本語転記と言えば、グラウト=パリスカの「新西洋音楽史」がなかなか頑張っているようなのだが、ボロディンが「バラディーン」だったり、プロコフィエフが「プラコーフィエフ」だったり、ショスタコーヴィチが「シャスタコーヴィチ」だったりして、慣れないと戸惑う。
とはいえこの本も、チェコ語に関しては、おかしな日本語転記がないわけではない。
原語の発音に近付こうというのであれば「ドヴォルジャーク」は「ドヴォジャーク」と書くべきだし、「プロダナ・ネヴェスタ」は「プロダナー・ネヴィエ(或いは「ェ」)スタ」と書くべきだった。(そもそも後者は日本語で《売られた花嫁》とだけ書けばいい話で、態々原語を日本語転記しなければならなかった理由が理解出来ない)
また、ヤナーチェクのオペラを「プジホディ・リシュキ・ビストロウシュキ」と表記しているが、これも「プジーホディ・リシュキ・ビストロウシュキ」が正しく、「ヴェツ・マクロプーロス」の「プー」の長音も、何を根拠に付け加えているのか唯理解に苦しむのみである。
他の言語もおしなべてこんな調子なんだろうなぁ、と思うと、あまり真面目にこの本の表記に付き合える気がしなくなってくる。
posted by D(各務) at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年08月14日

安倍政権の憲法違反事例

思い出したり、新たな事例が出て来次第更新する(その際、記事は追記にするか新しく記事を立てるかは決めていない)。

2020年8月3日
野党は新型コロナウイルス対策や相次ぐ豪雨災害を巡って安倍晋三首相の国会での説明を求めており、憲法53条に基づき早期召集を要求したところ、政府・与党はこれに応じない方針を打ち出した。
政府・与党、臨時国会は10月以降 早期召集要求応ぜず(asahi.com)

2017年6月22日
沖縄県選出の国会議員と元国会議員計4人の原告側は2017年6月22日、森友学園・加計学園を巡る問題を審議するため、憲法53条に基づき、衆参双方で4分の1以上の議員の連名で臨時国会召集を要求した。が、安倍内閣が召集したのは98日後の9月28日で、審議に入る前の冒頭、衆院を解散。
臨時国会の召集に関する憲法53条後段の趣旨を遵守するよう求める会長声明(岡山弁護士会)
 
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=321CONSTITUTION#145
憲法53条は、衆参いずれかの議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は臨時国会召集を決定しなければならないと定めている。
この条文には期日が定められていない為、その点での言い逃れは可能であるが、ここではその趣旨を逸脱していると看做して「憲法違反」と記している。

posted by D(各務) at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事